『ザンマイ25周年に思うこと』




 2009年 鱒の森 No.4 秋号
オリジナル・ロッド‘Revel trouts’リリース
特集‘ハンドメイドトラウト’ で紹介頂いています





 2012年 鱒の森 No.13
‘芦ノ湖に茶鱒を追う’ にて
2011年秋の芦ノ湖実釣取材の様子が掲載されています。
ビルダーではない、‘アングラー小平豊’ をご覧ください。





鱒の森 No.14
‘EUREKA!’ でコパーなど今年の新作や新仕様が紹介されています。





鱒の森 No.15
巻末カラー6Pに渡り、北海道朱鞠内湖のイトウ釣り
‘チライの夢’ にて原稿を執筆。
春を迎えた北国でビッグワンを狙う釣行記、ご覧下さい。







2013年 鱒の森 No.19 夏号
2013年の新作オリジナルロッド、レヴェルトラウト6.2MTプロトに
ソリストをぶら下げて、大雨後でタフコンディションの
高原川本流のイワナ、ヤマメを釣り歩く模様が掲載されています。
ひとつのことを25年続けることはそれが何であれ容易じゃないけれど、
「ザンマイ」を続けることは中でも大変だろう、と想像する。

朝早くから起き出して、バルサを削り、何度目かのサンドペーパーをかけ、オリジナルの目玉をつくる。

そうしたミノー製作をコツコツこなす日々を送りながら、
各地の源流、渓流、そして湖へと積極的に足を運んで魚たちと戯れる。

一番のつくり手であり一番の遊び手でもあることこそ、ザンマイがザンマイ足るうえで欠かせないことだ。

ビルダーと熱心なアングラーとの両輪で駆け抜けてきた道のりが、小平豊さんがつくるミノーに
パールの吹き付けやセルロースコーティングの回数だけでは生まれない本物の輝きを与えている。

以前、横浜にあった小平さんのご自宅にお邪魔した時のこと、
リビングに置かれた2〜3個の大水槽にたくさんの淡水魚たちが飼育されているのを見て、
この人は文字どおり魚と共に生きているんだ、と感服した。

仲間を募って釣り場の清掃活動に汗を流すことも、
漁協および行政と連携しつつボランティアで渓流の環境整備を行なうことも、
根っからの魚好きで彼らが生きるフィールドを大切に思う小平さんにとっては自然なことなのだろう。

その魚たちに囲まれたリビングで焼き肉をご馳走してもらった午後、糖質オフのビールを手に
「最近はこっちの方がむしろ美味しくなっちゃって」と、ニコニコ話していた小平さん。

そういえば、僕がたずさわっている釣り雑誌にご登場いただいた折、
その記事について読者の皆さんから寄せられた意見で最も多かったのが、
「イワナを手にする小平さんの笑顔がよい!」というものだった。

釣り人が、自身の釣り人生をどのように、そしてどのくらい本気で楽しんでいるのか。
同じ釣り人同士、そういうのって伝わりますよね。

小平さん、25周年おめでとうございます。

そしてこれからの25年が、美しい魚たちとニコニコの笑顔に満ちた、
素晴らしい道のりになることを心よりお祈り申し上げます。   
           

                              鱒の森 編集部  宇野章則



「鱒の森」編集部の宇野章則さん。

トラウティスト時代も含め、そのお名前に聞き覚えあるアングラーは多いのではなかろうか。
けれど誌面作りという裏方に徹するプロ意識ゆえ、なかなかご本人、表舞台に姿を現さない。
SNSだってたぶん好きじゃない。

もしかすると実在しないのでは?
となると、あの素敵な文章や写真の数々は誰の手によるものなのか?まさかゴースト?

いえいえご安心を。宇野章則さんは実在する。

宇野さんはプロ意識の塊のような方だ。そして時にスーパーマン。

西丹沢、東丹沢、芦ノ湖、高原川など、僕もフィールドを一緒に歩き、取材していただいてきた。
重いカメラやレンズを背負いながら僕と同じペースで山を歩き、
大汗をかきながら一瞬のシャッターチャンスを逃すまいと神経を張り巡らせていたかと思えば、
良型のヤマメを前に嬉々としてシャッターを切る。

そう、目線や行動が釣り人そのものなのだ。僕らと同じ。
自然や魚に対し愛や魂、とにかくハートがあるから、
タフで、かつ繊細でないと務まらないハードジョブを笑顔でこなす。

フィールドワークを終え、いざパソコンに向かうとなれば、
宇野節とでも呼ぶに相応しい情感豊かな言葉の数々を紡ぎ、一冊の本に仕上げる。
これをたまに気が向いたらではなく、ルーティンを守りながら毎回やり切るのだ。
これはスーパーマンの仕事だよ。

それから、宇野さんは素晴らしい美声の持ち主だって、皆さんご存じかな。
まるで舞台俳優か声優さん。

「いやあ小平さん、いいヤマメですねえ。うんホントいいヤマメ。」
宇野さんの美声がリフレインする。

これからも素晴らしいトラウトとそれにまつわる釣り道具について言葉を尽くし、
シャッターを切り続けるのだろう。

鱒の森と宇野さんは日本のトラウトシーンになくてはならない存在なのだと、あらためて思うのである。

                              ZANMAI  小平豊


2014年 鱒の森 No.21新春号
巻末カラー‘大鱒をビッグミノーで狙う 12月の芦ノ湖へ‘に登場しています。
芦ノ湖秋の陣、ウェーディングでブラウンを狙っています。



 
2015年 鱒の森 No.30
特集、10年もののトラウトギアにて、コラムを執筆。




 2016年 鱒の森 No.33
思い出の渓流ロッド特集にて、コラムを執筆。



 


2017年 鱒の森 No.38
‘芦ノ湖にて、プラッキングロッドを想う‘にてコラムを執筆。

 




2017年 鱒の森 No.40
特集ミノー学2017にて‘渓のミディアムディープ‘原稿を執筆。
6Pに渡りMDの奥深き世界に触れています。
‘朱鞠内湖にイトウを追う‘では今春の釣行記が掲載されています。






2017年 鱒の森 No.42
特集‘ルアービルダーたちのルーツを探る‘にて
ルアーのこと、幼少より敬愛してきた文豪 ‘開高健 ‘のこと。
3Pに渡りコラムを執筆しています。



 
2018年 鱒の森 No.44
「相模サクラが帰る日を夢見て」の原稿を執筆しています。





 
2018年 鱒の森 No.46 特集「鱒の釣りザオ、80本」にて
レヴェルトラウトも大きく取り上げられています。



 


鱒の森 No.48 特集は「熱々の釣り道具」
丹沢でヤマメを追いかける実釣取材の様子が掲載されています。



 


2020年 鱒の森 3月号 No.56
「21年目のザンマイ」 工房を取材いただき、
これまでのこと、これからのこと、インタビューに答えています。



 
2021年 鱒の森 10月号 No.64
特集「ガツンと響く、渓流ミノー。」内で小平の取り組みが紹介されています。
「渓流アングラーの一押しミノー」ではソリスト40DDが紹介されています。




2021年 つり人社さんのYouTubeチャンネル「つり人チャンネル」に登場
渓流用バルサフルハンドメイドミノーの制作方法を ざっくりですが、動画で紹介しています。




2024年 鱒の森プレゼンツ YouTube 「釣り人チャンネル」 ライブ配信に出演。