『私とZANMAI』







出会いは20年近く前だったと思います。
所謂、源流へ通い始めた頃でした。

上流域で釣りをするようになり、やや変わった釣り方をするようになった私は、
それに合ったミノーを買い漁る中、浮力の重要性に気付きバルサミノーを手にするように
なっていくのですが、当初はマテリアルが木材系なら兎に角使ってみる日々。

そんな時、初めて目にしたZANMAI。
その美しさに魅了され、5cmクラスまでのタイプを一通り使わせていただき、
ソリストシャッド50に行き着きました。


そして数年後、お店のイベントで小平さんとお会いし、お話しさせていただく中で、
ルアー創りへのストイックさ。更に環境保全への情熱に惹かれ、
『この人が創ったルアーで釣りたい』と強く思うようになりました。

いつ釣れるかわからないトロフィーサイズに備え、使用する道具には妥協は禁物だと、
過去の経験から痛感しており、今現在の【最高】を選ぶ必要があると思っております。

ただ、ショップで時々お客様とお話しさせていただく立場として、取り扱い商品に対し
偏ってしまうと『すみません、このルアーは使ったことがありませんのでわかりません。』
と、言わぜるを得なくなってしまいます。

その様なことがなるべくないようにすべきなのですが、
いざ現場に立ちタックルセットすると、先ずZANMAIをスナップに繋いでしまう。
すっかりパイロットミノーになっていました。

その後、サクラマスやイトウでも大型ミノーを使わせていただき、
特に朱鞠内湖ではかなりの依存率の高い、私のヒットルアーとなっている現在です。

私達アングラーの愉しみをより大きなものにしてくれるZANMAIと、
それを生み出してくれている小平さんに感謝するとともに、
これからも引き続きお世話になりつつ、
自分自身も創り手に負けないような情熱と拘りを詰めてまいります。

25周年、おめでとう御座います!

PS 時に思いつきで厄介なオーダーをしてしまうかも知れませんが御勘弁を(笑)

              ザ・ナチュラリスト リバーサイド スタッフ  朝賀 敬一



山岳会に所属し、ボルダリングで鍛えられた手のひらと指を見る度に、
朝賀さんの源流釣行に思いを巡らせる。

「後悔したくないから、道具は本物しか使わない。」

妥協などあろうはずも無い。
なんて朝賀さんらしい言葉だろう。

ザ・ナチュラリスト リバーサイドには本物の源流マンがいる。
                              ZANMAI  小平豊